感圧記録紙や感熱記録紙に広く使用されているカラーフォーマーは、酸と反応することで可逆的に発色します。クリスタルバイオレットラクトンが感圧記録紙に応用されてすでに半世紀が過ぎました。
一方、ファクス用紙,キャッシュレジスター・銀行ATMなどのレシート,食品用・物流用のラベル,乗車券,入場券,宝くじなどに感熱記録紙が採用され、カラーフォーマーは感熱記録紙のキーコンポーネントとして画像・印字技術の発展に大きく貢献してきました。
現在、カラーフォーマーの可逆発色性を利用した示温材料,リライタブル感熱記録などの新しい応用技術が開発されています。特にリライタブル感熱記録は、電子ペーパーと共に環境に優しいイメージング・プリンティング技術として注目されています。当社はこれまでに培ってきたカラーフォーマーの分子設計・合成技術によって、多様な色調と発色・消色特性に優れたカラーフォーマーを開発し、新しいニーズに応えています。

示温材料
カラーフォーマー,顕色剤,発色制御剤を封入したマイクロカプセルをインク化・塗工したもので、設定した温度を境に発色・消色を繰り返します。封入する材料の組み合わせによって色,発色温度を変えることができます。玩具,飲料缶の冷蔵表示シールなどに商品化されています。

リライタブル感熱記録
カラーフォーマー,顕減色剤の相変化(アモルファス/結晶)によって発色・消色を繰り返します。相変化は加熱方法でコントロールします。書き換え可能な機能が注目され、ポイントカードなどに応用されています。